第3回危険に役立つ韓国語 3.11大震災4周年を迎えて
大震災直後に日本へ来た私ですが、仙台に暮らしていた縁(ゆかり)もあり救助活動に行こうとしたのを思い出します。被災地の交通事情により行くことは叶いませんでしたが、暖かく接してくださった東北の方たちに感謝の気持ちと一日でも早く笑顔あふれる日が来ることを願っております。
多くのメディアが取り上げるように危険なことについて意識して過ごしましょう!
韓国で災難に遭う可能性
韓国は地盤が安定した国ですので地震の心配はほとんどありません。よって注意すべきところは日本とは違ってきます。
ます一番危険なのは「홍수」洪水
「ホンス」といいます。水に関わることは「~ス」が多いので覚えておきましょう。
台風が来る時期はインフラの整っている街でも水浸しになることがあります。済州島(제주도)や沖縄の間を通ることが多く韓国全土が被害に遭うことがあります。
遭難する人が多いため、山や川へ遊びに行くときは天気をよく見て気をつけましょう。
お店での火災もよくある
写真は1999年55人の死亡者、78人のけが人を出した仁川の居酒屋であった火災事故の跡です。違法な構造変更などが事故をより大きくしたとされています。まだこのような店がないとは限りません。
韓国は木造の建物がほとんどないけれども、お店の内装は燃える素材を使う場合があり、注意しなければなりません。人の不注意から事故が起きたりしますからね。
호프집(ビアガーデン), 바(バー), 노래방(カラオケ), PC방(ネットカフェ)などの特にスペースを区切って周りが見えない店は内装の色が暗く出口が見つけにくいため火災が起こった際は危険です。
グラフは2011年ソウルの店舗で発生した火災事件です。
飲食店とカラオケの事故が多いことがわかります。あと3番目の「단란주점*」はカラオケのついた飲み屋のことですが夜行く店は出口はどちらにあるか把握して飲み過ぎないように注意しましょう。
といっても最近は消防法が厳しいので不燃仕様の建材を使うため安全になってきています。そんなに怖がる必要はないでしょう。
地下鉄はある事件をきっかけにすべての座席がアルミに替わりました。硬くて滑るので好きではありませんが電車内で火がつく危険はほとんどありません。
もし韓国にいる間に災害に遭ったら
まず人がいるところに合流して助けを呼びましょう。もし通訳が必要な場合は私にカカオトークを送ってください。ID : duke1050 です。
言葉が通じない場合はとても困りますので以下は覚えておきましょう。
여기 좀 구해주세요! = こっちです。助けてください
物に挟まって出られない場合があるかもしれません。
読み方は「ヨギ ジョム クヘジュセヨ」
여기 = ここ
구해주세요 = 구하다(救う)+해 주세요(してください)
貸してください=빌려주세요
荷物を置いてきた、などで電話を借りる場合があるかもしれません。特に大きい災難があれば通信会社が容量オーバーで電話ができなかったりします。
- 전화 좀 빌려주시겠어요?
- ジョンファ ジョム ビリョジュシゲッソヨ?
- 電話を貸してもらえませんか?
- 충전 좀 해도 될까요?
- チュンジョン ジョム ヘド デルカヨ?
- 充電させてもらってもいいでしょうか?
韓国では携帯を充電する電気ぐらい余裕で貸してもらえますので気楽に言いましょう。
ただし旅行の際は補助バッテリーをお持ちすると良いです。スマホの節電モードなら一週間ほどは持ちますから遭難した時には貴重な存在となります。
何故か「좀」ジョム、「ちょっと」をつけてお願いする言い方は一緒
日本語でも「ちょっとトイレットペーパー貸してもらえない?」とか言いますよね。
韓国でも 「좀 빌려줘」「좀 빌려주세요」と言って頼みます。
たとえば
- 「돈 좀 빌려줘」
- 「ちょっとお金貸してくれる?」
この場合「ちょっと」は言い方に過ぎないためご融資する金額が小さいかは保証できません。
まとめ
- 自然災害は割りと発生するため天気には気をつけよう
- 災難に逢うことに備えて人に頼む、借りる表現を身につけよう。
- お願いするときは「좀 」をつけよう。(私は図々しいのでつけませんが!)
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*단란주점 : ダンランジュゾム、一家団欒の団欒と酒店の合成語です。私は行かなかったのでわかりませんが子供が入れない店なのは確かです。
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